)” の例文
「まーとう/\。ほんまに憎らしいのは其あまやつどすえなー、わたしなら死んでも其家を動いてやりややしませんで、」
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
種々さま/″\に意見を加えましたが、一方かた/\が頑固な老爺じいさんで肯きませんから、そんならば暇をやろうと万事行届ゆきとゞいた茂木佐平治さんだから多分の手当をてくれ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
父様とっさんはあのお商いもひまだから、あの金沢から山中の温泉場の方へ商いに往って、事に依ったら大阪へ廻って買出しをたいからと云って、ちっとばかり宗慈寺様からね資本もとでを拝借したのだよ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)