自問自答じもんじたふ)” の例文
うしてあいちやんは自問自答じもんじたふつゞけてましたが、しばらくしてそとはうなにこゑがするのをきつけ、はなしめてみゝそばだてました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
はてれでも此姿このすがたなにとして見覺みおぼえがあるものかと自問自答じもんじたふをりしも樓婢ろうひのかなきりごゑに、いけはたから車夫くるまやさんはおまへさんですか。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
わたし戸外そとみゝそばだて、それからすこくびをもたげてしづかな部屋へやなか見廻みまはしながら、自問自答じもんじたふをした。
日の光を浴びて (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)