“臀込”の読み方と例文
読み方割合
しりご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠い所に置いてあったものが急に眼の前へ迫った感じで、励まされるよりは怯気おじけがついて、臀込しりごみするようになるのであった。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ああ云う場合についドギマギして臀込しりごみしてしまうのであるが、それだけ純なところもあること、等々を橋寺に伝えて貰う、と云うようにでもしたらば
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
べそを掻いて臀込しりごみをしながら、何の彼のと泣き言を並べて暫く皆をてこずらせたが、実はそれが常套じょうとう手段で、いつもそう云う風にぐずついている間に