“腐肉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふにく88.9%
くされにく11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥やねずみねこ死骸しがいが、道ばたやえんしたにころがっていると、またたく間にうじ繁殖はんしょくして腐肉ふにくの最後の一ぺんまできれいにしゃぶりつくして白骨はっこつ羽毛うもうのみを残す。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
いやなお、どこかに生をぬすんでいる限り、窒息ちっそくの苦悩をしながら腐肉ふにくを抱えているものにすぎない。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腐肉くされにくたか蒼蠅あをばへでもロミオには幸福者しあはせものぢゃ、風雅みやびた分際ぶんざいぢゃ。