“胡椒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こしょう78.6%
こせう21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の拇指おやゆびの爪の垢から胡椒こしょうの粉が発見されたんですけれど、これは今あなたのお話しになった、解剖の結果を裏書きしたにすぎません。
墓地の殺人 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
これをしお胡椒こしょうし、家鴨の肉の截片を入れてちょっと煮込んで食べるのだが、鼈四郎は味見をしてみるのに血生臭ちなまぐさいことはなかった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
山椒さんせうの皮を粉末にしたのに、胡椒こせうと石灰と、灰と何やら得體の知れぬ南蠻物らしい藥品を混ぜ、大人おとなの拳固ほどの一丸にして、雁皮がんぴに包んだのを相手の面上に叩き付け
『まァ、澤山たくさん胡椒こせうはいつてること、肉汁スープなかに!』あいちやんはひながら大變たいへんくさめをしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)