“聞附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききつ50.0%
きゝつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お葉は独語ひとりごとを云いながら裏庭の雨戸を明けた。柳屋の客も女も、この騒ぎを聞附ききつけて、いずれも表へ見物に出たが、お葉は「何の、つまらない。」と云う風で、先刻さっきから一人残っていたのである。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
隣家となりの宮野邊源之進はこれを聞附きゝつけ思うよう、飯島のごとき手者てしゃところへ押入る狼藉ものだから、大勢たいぜい徒党ととうしたに相違ないから、成るたけ遅くなって、夜が明けてく方がいゝと思いず一同を呼起よびおこ