“翕然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうぜん78.3%
きふぜん17.4%
きうぜん4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翕然きゅうぜんとして宗教の門へ向って集中されつつあるのが事実で、ここにこそ現代に於ける「宗教」の客観的な意義があるわけだからである。
技術の哲学 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)
殊に、征韓論で破れた板垣退助が、立志社を組織し、国会開設の建白を成すや、人心が翕然きふぜんとして集り、自由民権運動が、天下を風靡した。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
英米えいべいせうすれば、靡然ひぜんとして英米えいべいはしり、獨國どくこく勢力せいりよくれば翕然きうぜんとして獨國どくこくき、佛國ふつこく優位いうゐむれば、倉皇さうこうとしてふつしたがふならば、わが獨立どくりつ體面たいめん何處いづこにありや。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)