しゅうと)” の例文
羅夫婦は子供夫婦と同じ室にいたが、新婦は孝行で、さながら生んだ子供のようにしゅうとしゅうとめつかえた。羅はまた帰りたいといった。翩翩はいった。
翩翩 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
小翠は美しいうえにまたひどくりこうであった。能くしゅうとしゅうとめの顔色をつかえた。王夫妻もなみはずれて小翠を可愛がった。それでも二人は嫁が馬鹿なせがれを嫌いはしないかと思って恐れた。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
新婦の王はしゅうとが出ていって庭にはだれもいないと思ったので、自分でいって菊を摘んでいた。林児が走り出て来て戯れかかった。王はげようとした。林児は王を小脇に抱えて室の中へ入った。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)