“義満”の読み方と例文
読み方割合
よしみつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わづかに太平をたのしんだ将軍は、三代義満よしみつと八代義政よしまさくらゐであるが、義満は驕奢に耽つて、財政窮乏を切り抜けるため、明と屈辱外交を結んだり
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
多胡辰敬は尼子あまこ氏の部将で、石見いわみ刺賀さっか岩山城を守っていた人であるが、その祖先の多胡重俊しげとしは、将軍義満よしみつに仕え、日本一のばくち打ちという評判を取った人であった。
彼が、祈願をこめたことは、後日、子の義満よしみつが当社に納めた願文のうちにも見え、またこのさい、全軍の将士が、神主かんぬしから杉の葉をうけて、それぞれの笠印かさじるしに挿したということでもある。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)