羅臥雲らがうん)” の例文
この人生れてより下二番町しもにばんちょうに住み巌谷小波いわやさざなみ先生の門人とは近隣のよしみにて自然と相識あいしれるがうちにも取りわけ羅臥雲らがうんとて清人しんじんにて日本の文章俳句を
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
十余年ぜん楽天居らくてんきょ小波山人さざなみさんじんもとに集まるわれら木曜会の会員に羅臥雲らがうんと呼ぶ眉目びもく秀麗なる清客しんきゃくがあった。