“紫紺”の読み方と例文
読み方割合
しこん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それら諸家の軍装のあいだにも、紫紺(しこん)、赤、くさ色、はなだ、小豆色(あずきいろ)など自家の色彩をさまざま誇る色一揆の傾向が現われかけていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白っぽい竪縞(たてじま)の銘仙の羽織、紫紺(しこん)のカシミヤの袴、足駄を穿(は)いた娘が曾て此梅の下に立って、一輪の花を摘んで黒い庇髪(ひさし)の鬢(びん)に插した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
二三日前の夜(よ)ふと考へて面白がつた酔興(すゐきよう)のことも、いよ/\紫紺(しこん)にしてくれと云ふ時にはもう恥(はづか)しくなつて廃(や)めようかと迄思つたのであつた。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)