“粗製”の読み方と例文
読み方割合
そせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかふうの台所へって御覧なさい、古びた青銅鍋からかねなべだの粗製そせい琺瑯鍋ほうろうなべだのあるいはあかがねの鍋だの真鍮鍋しんちゅうなべなんぞを使っていますが西洋は大概国法を以てあんな鍋の使用を厳禁しています。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
石棒に粗製のものと精製せい/\のものとの二しゆ有り、長さはともに二三尺の間をつねとすれど、粗製そせいの方はふとくして精製せい/\の方は細し。圖中上にゑがきしは、第一種、しもに畫きしは第二種の石棒いしばうなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
圖中づちう粗製そせい石棒の例として掲げたるものは遠江豊田郡とよだごほり大栗安村にて發見はつけんせしもの、精製石棒の例として掲げたるものは羽後飽海あくみ郡上郷村にて發見はつけんせしもの、とも理科大學人類學教室りくわだいがくじんるゐがくきやうしつの藏品なり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)