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簇出
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ぞくしゅつ
ふりがな文庫
“
簇出
(
ぞくしゅつ
)” の例文
一度作者がこんなことを書き出して以来、その後にめちゃめちゃな剣道、柔道の話が
簇出
(
ぞくしゅつ
)
した。その
俑
(
よう
)
を作ったのは恐るべきことである。
中里介山の『大菩薩峠』
(新字新仮名)
/
三田村鳶魚
(著)
思うに、ここの味方内から離反者が
簇出
(
ぞくしゅつ
)
したばかりでなく、
摂
(
せつ
)
、
河
(
か
)
、
泉
(
せん
)
いったいにわたる
日和見
(
ひよりみ
)
的な武族もまた
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いずれにしても、舞台の上で
殆
(
ほと
)
んどその存在を認められないような、有名無実の名題俳優が
簇出
(
ぞくしゅつ
)
するということは、何だか馬鹿らしく感じられてならない。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
海外の学を研究する者
簇出
(
ぞくしゅつ
)
し、有名な医者、天文学者、博物学者等の出現となった。
東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
美人画の
五渡亭国貞
(
ごとていくにさだ
)
、風景画の
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)
、武者絵の
一勇斎国芳
(
いちゆうさいくによし
)
と名人上手
簇出
(
ぞくしゅつ
)
の
勢
(
いきおい
)
に駆られて、天保年間の流行は、
苛
(
いやしく
)
も絵心あるものは、猫も杓子も、いや国主大名から、質屋の亭主
奇談クラブ〔戦後版〕:02 左京の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
去就
(
きょしゅう
)
に迷うのもむりはない。野望を
過
(
あやま
)
って身を亡ぼす者が
簇出
(
ぞくしゅつ
)
する理由もある。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
簇
漢検1級
部首:⽵
17画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“簇”で始まる語句
簇
簇々
簇生
簇立
簇葉
簇擁
簇然
簇集
簇雲
簇団