“算当”の読み方と例文
読み方割合
さんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俸給はう規則正しく上らない。凡人は算当さんとうを誤った。割の好い転任を数回やったが、子供に追いつく俸給なしという真理を発見するばかりだった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
算当さんとうが細かいというのは、本願寺はある折、疑獄事件があって、光瑞法主はそのために、せめをひいて隠退され、武子さんは、婦人会の存続について大変心配された。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
出がけに算当さんとうを組んで笑いながら切火をきってくれたもんです。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)