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笹穂
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ささほ
ふりがな文庫
“
笹穂
(
ささほ
)” の例文
旧字:
笹穗
と
蝋色柄
(
ろういろえ
)
に
笹穂
(
ささほ
)
の刃渡り八寸の短槍を手渡すと、作左衛門は
莞爾
(
かんじ
)
と受け取って、ぽんと
鞘
(
さや
)
を払い捨てるや右脇に引ッ抱えて
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
米友が懐中から取り出した
笹穂
(
ささほ
)
は先生自身の工夫で、忽ちそれを杖の先に取りつけて、その穂を左の
掌
(
てのひら
)
で握って下へさげ、
石突
(
いしづき
)
をグッと上げて逆七三の構え
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それは三尺ほどの
柄
(
え
)
を残した、
笹穂
(
ささほ
)
の手槍の折れ。
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そして、自分が先に来過ぎたかと——西門をくぐって境内のほうを
覗
(
のぞ
)
きこんだ。真っ暗な門の陰からピラと魚に似た光が走った。大型な
笹穂
(
ささほ
)
の槍であった。無意識に——
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天野刑部
(
あまのぎょうぶ
)
の声にこたえた
伴作
(
ばんさく
)
は、
笹穂
(
ささほ
)
の
槍
(
やり
)
をヒラリと返して、一ぽうへ加勢にむかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
さッと下から
笹穂
(
ささほ
)
の
槍
(
やり
)
を突きあげた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
笹
漢検準1級
部首:⽵
11画
穂
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
“笹”で始まる語句
笹
笹藪
笹屋
笹縁
笹子
笹野
笹紅
笹鳴
笹葉
笹色