“石突”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしづき77.3%
いしづ18.2%
イシヅキ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、かれは、これらの物象の漸層の最下底に身を落してゐる。軽装の青年紳士の、黒檀のステツキの石突いしづきと均しく位してゐる。
俯瞰景 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)
といってそのむなもとへ、石火せっかにのびてきた朱柄あかえやり石突いしづきは、かれの大刀が相手の身にふれぬうちに、かれの肋骨あばらの下を見舞みまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
味方ノヤリ石突イシヅキモ働カザル程、御馬印ノフクベヲ御詰カケナサレ、ソレヨリ又敵ヲ突キ立テラル
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)