“ささほ”の漢字の書き方と例文
語句割合
笹穂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、自分が先に来過ぎたかと——西門をくぐって境内のほうをのぞきこんだ。真っ暗な門の陰からピラと魚に似た光が走った。大型な笹穂ささほの槍であった。無意識に——
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天野刑部あまのぎょうぶの声にこたえた伴作ばんさくは、笹穂ささほやりをヒラリと返して、一ぽうへ加勢にむかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さッと下から笹穂ささほやりを突きあげた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)