“笹刈”の読み方と例文
読み方割合
ささが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太郎さんがまだ笹刈ささがりにも慣れない時分のことです。笹刈りと言えばこの土地でも骨の折れる仕事ですからね。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
荒い笹刈ささがりにはぶよ藪蚊やぶかを防ぐための火繩ひなわを要し、それも恵那山のすその谷間の方へ一里も二里もの山道を踏まねばならないほど骨の折れる土地柄であるが、多くのものはそれすらいとわなかった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)