“笙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょう81.8%
しやう10.9%
せう3.6%
ふえ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その詰めたり何かする間にも、しょう篳篥ひちりきのごとき笛を吹き太鼓を打ち、誠に殊勝なる経文を唱えてなかなかありがたく見えて居ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
皮籠には山崎合戦の戦道具のほかにおもちやもはひつてたが、なかにも鼓としやうの笛は秘蔵の宝ものであつた。笙の笛の黒塗の壺には唐草の蒔絵がしてある。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
き鳴らす古き舞楽ぶがくせうふし
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
りゅうという秀才があって試験に落第しての帰途、舟で洞庭湖まで来たが酒に酔ったのでそのまま舟の上に寝ていた。と、ふえの音が聞えて来た。
織成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)