“竹籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけかご94.1%
メゴ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして色のさめた服や着物の尻をさすりながら、とり落した栗むきのヘラ棒や、下へころんで行つた竹籠たけかごを素早くひろひ上げました。
栗ひろひ週間 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
竹簾たけすだれ、竹皮細工、色染竹文庫、くしおうぎ団扇うちわ竹籠たけかごなどの数々。中でも簾は上等の品になると絹を見るようで、技は昔と変りがない。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
この苗床の底に入れる落葉を掻き集めるために駿介は毎日竹籠メゴを背負ひ、熊手を持つて山へ行つた。一日に何囘となく往復した。一囘の荷は二十貫にも餘るのである。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
熊手で掻き集め、竹籠メゴに押し込んでは、これを擔いで山から下へ運ぶ。日に何囘となく往復した。これは煙草畑の堆肥にする。古い落葉は腐つて、半ば土になつてゐる。これも掻き集めた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)