“端城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はじろ75.0%
ハジロ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今、亀山もおとし、国府も収めたといえ、それらは要するに地方的な端城はじろに過ぎず、勢州攻略のことはまだ敵地を踏んだというだけのものでしかない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此時一しよに築かれた端城はじろ六箇所の内で、上座郡左右良まてらの城は利安、鞍手くらて郡高取の城は友信、遠賀をんが郡黒崎の城は之房が預つた。七年十一月に福岡城の東の丸で、長政の嫡男忠之が生れた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
アルベキテイヲ結構ニ飾置カザリオキ、御勅使、御奉行衆ヘ相渡シ、八月二日ヒツジノ刻、雑賀サイカノ浦、淡路島ヨリ数百艘ノ迎ヘ船ヲ寄セ、端城ハジロノ者ヲ始メトシテ、右往左往ニ縁々ユカリユカリヲ心ガケ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)