“竪薦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
タツゴモ57.1%
たつごも28.6%
たちごも14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半永住的の建て物を造り出す樣になつた前に、毎年、新室を拵へた時代があることが推せられる。屋は苫であり、壁は竪薦タツゴモであつた。
壁と言ふよりは、壁代かべしろであつた。天井から吊りさげた竪薦たつごもが、幾枚も/\ちぐはぐに重つて居て、どうやら、風は防ぐやうになつて居る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
同時に、表戸は引き剥がされ、其に隣つた幾つかの竪薦たちごもをひきちぎる音がした。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)