“立机”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りっき33.3%
りゅうき33.3%
りゅうぎ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ俳諧は大ぶん熱心で、後には立机りっきを許されて有竹庵眠雲みんうん宗匠になっていた。『風俗文選もんぜん』などいう本をわざわざ東京から取寄せて、幾らか俳文をひねくったりしたこともあった。
私の父 (新字新仮名) / 堺利彦(著)
しかしそれだけでは勝手向きが十分でないので、来年の春には師匠の其月をうしろ楯に、立机りゅうきの披露をさせて貰って、一人前の俳諧の点者として世をわたる筈になっている。
半七捕物帳:36 冬の金魚 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
父は若いときから俳諧が好きでして、下手か上手か知りませんが、三代目夜雪庵の門人で羅香と呼んでおりまして、すでに立机りゅうぎの披露も済ませているのですから、曲りなりにも宗匠格でございます。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)