“立坊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちんばう50.0%
りつぼう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身にけたるは、大抵襦袢一枚のみにて、唯だ稀に短き中單チヨキを襲ねたるがまじれり。「ラツツアロオネ」といふ賤民(立坊たちんばうなどの類)の裸裎らていなるが煖きすなに身を埋めて午睡せるあり。
それより前に、義良よしながには立坊りつぼう立太子りったいし)の議がきまっていたので、崩御の前日、譲位じょういがおこなわれ、即位は、後日に約された。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)