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窺
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うかがわ
ふりがな文庫
“
窺
(
うかがわ
)” の例文
そうして作者の心理状態が寂しい内にも
漸
(
ようや
)
く落ちついた処に僅かな余裕も
窺
(
うかがわ
)
れる。その自然の動きの現われてるのが、
溜
(
たま
)
らなく嘻しい。
歌の潤い
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
また入部と書いてみぶと
訓
(
よ
)
ましているのを見れば、丹生(にふ)の女神との交渉が
窺
(
うかがわ
)
れる。あるいは「水に入る」特殊の
為事
(
しごと
)
と、み・にの音韻知識から、宛てたものともとれる。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
是には主として水土の功、ことに
与那国
(
よなぐに
)
という近隣の一孤島の収容と連絡とが
窺
(
うかがわ
)
れるが、対岸大陸との交通にはまったく
触
(
ふ
)
れていないのは、或いは隠れたる動機があったのかもしれない。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
窺
漢検準1級
部首:⽳
16画
“窺”を含む語句
窺知
窺見
窺視
差窺
窺窬
窺伺
窺寄
窺得
窺測
窺覗
窺込
管窺
自能窺宋玉