“禁錮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんこ92.9%
おしこめ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仔細しさいに観察すると、こいつ禁錮きんこするほどのことはのうても、説諭位はして差支えないことを遣っとるから、つかみ出して警察であばかすわい。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これ実に安政三年七月、吉田松陰があたかもその禁錮きんこ中において特許を得、松下村塾を興したる同年同月にてありしなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
神原兄弟は国表へ禁錮おしこめ申し付け、家老役御免、跡役は秋月喜一郎に仰付けられるよう相定あいさだまってる、手前は不忠な事を致し、面目次第もない
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何もわきまえん奴だと權六は遠慮を申付けられました、遠慮というのは禁錮おしこめの事ですが、權六ちととも遠慮をしません、相変らず夜々よな/\のそ/\出てお庭を見巡みまわって居りますので
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)