“神奴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんぬし33.3%
かんづこ33.3%
カミツコ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常に都風みやびたる事を好んで、過活心わたらいごころがないので、家の者は学者か僧侶かにするつもりで、新宮しんぐう神奴かんぬし安部弓麿あべのゆみまろもとへ通わしてあった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
此の豊雄、一九新宮の二〇神奴かんづこ安倍あべ弓麿ゆみまろを師として行き通ひける。
社についてゐた神の奴は、中古以来「神人ジンニン」と称へてゐる。かむづこと言ふ語も、後には内容が改つてゐるが、元はやはり字義どほりの神奴カミツコであらう。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)