磨臼するす)” の例文
「さうだつけかな、それでも唐箕たうみつよてたつもりなんだがなよ、今年ことしあか夥多しつかりだが磨臼するすかたもどういふもんだかわりいんだよ」とおしなすこうごかして分疏いひわけするやうにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そんならそうとその臼を出して、水の中へどぶんと投げ込み、娘は片脇に隠れて見ていると、盲も泣きながら続いて淵へ飛び込んだ。身は沈み琵琶と磨臼するすは、浮いて流れてしがらみに引っかかる。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)