“破格”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はかく57.1%
ブロークン42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
破格はかくな盃をいただいた半助へ、人々は羨望せんぼうの目を送った。そして、半助、なにかよほど手柄てがらをやったな、とささやいていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その結果、岡部一郎は、破格はかくの出張を命ぜられることとなった。
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そしてさも憎らしげに嫌悪の眸をまともに向け、ぶるぶる顫えて、破格ブロークンなロシヤ語に韃靼語を混ぜながら言った。——
追放されて (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
もうこうなったら文法も破格ブロークンも発音もクソもあったものではない。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)