“破却”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はきゃく80.0%
ハキヤク20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これも全身の姿勢に軽微な平衡へいこう破却はきゃくが必要であったのと同じ理由から理解できる。眼については、流眄りゅうべんが媚態の普通の表現である。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
これに加うるに日々にちにち昔ながらの名所古蹟を破却はきゃくして行く時勢の変遷は市中の散歩に無常悲哀の寂しい詩趣を帯びさせる。
今、一トキ破却ハキヤクニ会ヒ、一修行者ノ狂歌ヲ聞ク。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)