砲台ほうだい)” の例文
旧字:砲臺
内実はくまでも鎖攘主義さじょうしゅぎにして、ひたすら外人をとおざけんとしたるその一例をいえば、品川しながわ無益むえき砲台ほうだいなどきずきたるその上に
それはやなぎのかれたようなみきの間に根をっていた。また砲台ほうだい傾斜地けいしゃちをわたしたちはよく片足かたあしで楽にすべって下りた——それもかきたい。
そこで、幕府ばくふは、品川しながわのおきに、砲台ほうだい大砲たいほうをすえたじん)をつくって、江戸えど(いまの東京とうきょう)のしろをまもろうとしました。
函館はこだて砲台ほうだいのある山には低く雲がかかっている、僕はそれを少し押しながら進んだ、海すずめが何重ものになって白い水にすれすれにめぐっている、かもめも居る、船も通る
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
また砲台ほうだいがあって守備の兵士も大分居ります。そこで我らは取調べを受けましてチスガリーという峰の頂上に上りましたが、ここから始めて白雪の妙光皚々がいがいたるヒマラヤの大山脈が見えます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)