砂塗すなまぼし)” の例文
母親は能く居眠をしてゐる、父は何時も火鉢の傍で煙草を喫しながらゴボ/\せきをしてゐる、芳坊は近所の男の子の仲間に入ツて、カン/\日の照付ける大道だいだう砂塗すなまぼしになツて遊んでゐた。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)