“石韜”の読み方と例文
読み方割合
せきとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「水鏡先生の門人徐元直じょげんちょく。貴公とは、司馬徽しばきが門で、石韜せきとう崔州平さいしゅうへい諸葛亮しょかつりょうなどのともがらと、むかし度々お目にかかっている筈——」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
叔父の玄をうしない、頼る者とてなく、年少早くも世路の辛酸をなめつつあった孔明が初めて、石韜せきとうの門をくぐって
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石韜せきとうをめぐる多くの学徒の中にあって、断然群を抜いていたし、その人物も、年とるほど、天質をあらわして、いわゆる世間なみの秀才などとは、まったく型がちがっていた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)