“盲目的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まうもくてき50.0%
もうもくてき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけ自分じぶん境遇きやうぐうやら性質せいしつが、夫程それほど盲目的まうもくてき猛烈まうれつはたらきあへてするにてきしないことふかかなしんだ。いはんや自分じぶんこのやまらすべきすでかぎられてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
盲目的まうもくてきな不完全な氣持ではあつても、彼の自信を信頼するのであつた。
軍人のああした話に、盲目的もうもくてきに引きずられるのも険呑けんのんだが、感情的に反発はんぱつするのも険呑だ。時代はそんな反発でますます悪くなって行くだろう。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
着物きものにもえついた火をハタきながら、まるで気狂きちがいのようになって、もうぐちのけんとうもつかず、盲目的もうもくてきにやわらかいワラ火の山へ向かってけだそうとする。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)