“盛衰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいすい80.0%
せいすゐ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此地の温泉は今春以来かく大きなる旅館なども設けらるるようなりしにて、箱館はこだて相関聯あいかんれんして今後とも盛衰せいすいすべき好位置に在り。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
さて、この立国立政府の公道を行わんとするに当り、平時にありてはしたる艱難かんなんもなしといえども、時勢じせい変遷へんせんしたがって国の盛衰せいすいなきを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
却説さても紙屑屋長八は段々の仔細しさいを聞ていた歎息たんそくなしたりしが何れ又々近日御尋ね申さんと暇乞いとまごひして立歸り道々大橋の物語ものがたりを考へ嗚呼人間の盛衰せいすゐはかり難きものなりさしも越後家にて五百石取の物頭役を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)