“盛者必衰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうじゃひっすい66.7%
じょうしゃひっすい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祇園精舎ぎおんしょうじゃの鐘の声、諸行無常の響あり、沙羅双樹さらそうじゅの花の色、盛者必衰しょうじゃひっすいことわりをあらはす……」
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いわゆる平家物語の哀々たる人間詩を高くかなでながら末路のひとすじをとってゆくのであるが、勝者の源氏方にも、義経の行動や頼朝の家庭を中心として、もう盛者必衰しょうじゃひっすいの芽が育ちかけていた。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生きた心地ここちも無くただ歩きに歩いて蹌踉そうろうとたどりついたところはの名も盛者必衰じょうしゃひっすい是生滅法ぜしょうめっぽうの鐘が崎、この鐘が崎の山添の野をわけて次郎右衛門のほのかな知合いの家をたずね
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)