もゝ)” の例文
さきにいさみて舞ひたてるところに今は疲れてもゝの輪をゑがいてくだり、その飼主を遠く離れ、あなどりいかりて身をおくごとく 一三〇—一三二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
物を見るに、すべて大なる虹を隔てゝ望むが如し。耳には寺の鐘もゝばかりも、一時に鳴るらむやうなる音聞ゆ。我心は早き流を舟にて下る如くにて、譬へむやうなく目出たかりき。
わが舞へる扇の風に殿とのの火をもゝの牡丹のゆらぎぬと見る
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
もゝ按司ちやらの、ぬしてだ、なりわちへ
沖縄の旅 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
もゝ照姫てるひめしたがへて
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)