“白羽”の読み方と例文
読み方割合
しらは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白羽しらはの箭が立った若者には、勇んで出かける者もある。抽籤くじのがれた礼参りに、わざ/\こうざいの何宮さんまで出かける若者もある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
品子はこの奇妙な出来事が何を意味するかを、よく知っていた「赤い蠍」は殺人鬼の白羽しらはであった。世にも恐ろしい死の宣告であった。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
リーマン博士が、僕なら生命の安売りをするだろうと白羽しらはの矢をたてたのももっともである。しかし一体誰が僕を博士に耳うちしたのであろうか。
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)