“癌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がん94.1%
こぶ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハイハードルの練習中にこしらえた小さなきずが、現在の医学では説明不可能な……しかもがん以上に恐ろしい生命いのち取りだと云われている
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
このあざのようながんに似た不死身の一処をさすりながら、彼は生き彼は書き、ありもしない才華へのあこがれに悶えている残酷さである。
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
最初にボタリとうどん粉を落とした柱の頭に、大きなこぶができてしまった。つづいて o ——つづいて y —— Koyanagi Masako
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)
その希望の一つは何んであるかというと富士山の姿をもっとくする事だ。富士山を眺めると誰れでも眼に着くが東の横に一つのこぶがあるだろう、あれはすなわち宝永山だ。