當所たうしよ)” の例文
新字:当所
おろして居られしゆゑ忠右衞門大聲たいせいにて當所たうしよ往古わうこより殺生禁斷せつしやうきんだんの場所なれば殺生せつしやうする者あれば搦捕からめとるなりと呼はるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
仕たく思ふなり太儀たいぎながら天氣を見定みさだめ遠く江戸廻えどまはりしてもらひたしといふ杢右衞門はかしらをかき是迄の海上かいじやう深淺しんせんよくぞんじたれば水差みづさしも入らざりしが是から江戸への海上かいじやう當所たうしよにて水差を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぞなしにける抑々そも/\此廣島は大坂より海上かいじやう百里餘にて當所たうしよ嚴島いつくしま大明神だいみやうじんと申は推古天皇すゐこてんわうの五年に出現しゆつげんましませし神なり社領しやりやう千石あり毎月六日十六日祭禮さいれいなり其外三女神によじんの傳あり七濱なゝはま七夷等なゝえびすとう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)