“男冥利”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとこみょうり66.7%
をとこみゃうり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男と生れたからには、この光源氏の君のようなのが男冥利おとこみょうりの頂上だと、浅吉は、うらやましくなりました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「なぜといってそうではないか、女郎屋の亭主から謝絶ことわられたのだ」「男冥利おとこみょうりでございますよ」「おれもそう思って諦めている」「それが一番ようございます。諦めが肝腎でございます」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この一舞踏ひとをどりんだなら、ひめ居處ゐどころけ、このいやしいを、きみ玉手ぎょくしゅれ、せめてもの男冥利をとこみゃうりにせう。