“生延”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきの70.0%
いきのび20.0%
はえの10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逆徒ぎゃくと魁首かいしゅ天草四郎時貞を御討取遊ばされ、物数ものかずならぬそれがしまで恩賞に預り、宿望相遂げず、余命を生延いきのそろ
その外の月に生れた子はどうしても十歳より上に生延いきのびる事がごわせん。もう三千年も前の人でお釋迦樣つつう人は究理家でごわしたなあ。
山を想ふ (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
枝という枝は南向に生延はえのびて、冬季に吹く風のつよさも思いやられる。白樺しらはりは多く落葉して、高く空に突立ち、細葉の楊樹やなぎうずくまるように低く隠れている。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)