“片門前”の読み方と例文
読み方割合
かたもんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「提灯屋なら亥之吉いのきちだろうが、亥之公なら片門前かたもんぜんから神明金杉、ずっと飛びましては土器町かわらけちょう、ほい、こいつあいよいよ勘弁ならねえ。」
五幕目芝片門前かたもんぜん魚屋の場はお蔦の兄惣五郎がお蔦の死を歎き、気晴しにとて禁酒を破りて飲みし酒に酒乱となり、磯部の邸に暴れに行くといふ処
其の翌晩また芝神明前しんめいまえから出火致しまして、芝片門前かたもんぜん本芝ほんしば残らず焼払って、お浜で鎮火致し、たった二日の間に江戸大半を焼き尽しましたが、これは開けぬ昔のお話で
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)