“本芝”の読み方と例文
読み方割合
ほんしば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたりは方向を換えようとして本芝ほんしばの方へ振り向く途端に、わっという叫びがまた俄かに激しくなって、逃げ惑う人なだれが二人を押し倒すようにくずれて来た。
半七捕物帳:29 熊の死骸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
其の翌晩また芝神明前しんめいまえから出火致しまして、芝片門前かたもんぜん本芝ほんしば残らず焼払って、お浜で鎮火致し、たった二日の間に江戸大半を焼き尽しましたが、これは開けぬ昔のお話で
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)