片岡かたをか)” の例文
しも気遣きづかひたりし身体にはさはりもなくて、神戸直行ちよくかうと聞きたる汽車の、にはかに静岡に停車する事となりしかば、其夜は片岡かたをかの家族と共に、停車場ステーシヨンちかき旅宿に投じぬ。
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
はやひるさがり、片岡かたをかはたら来て
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
片岡かたをかに露みちて
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
宿泊帳には故意わざと偽名をしよしたれば、片岡かたをかせふをば景山英かげやまひでとは気付きづかざりしならん。
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
片岡かたをかに露みちて
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)