“片便”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたたより50.0%
かただよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さりとも知らぬ宮はありの思を運ぶに似たる片便かたたよりも、行くべき方には音づるるを、さてかの人の如何いかに見るらん、書綴かきつづれる吾誠わがまことの千に一つも通ずる事あらば、掛けても願へる一筋ひとすぢいとぐちともなりなんと
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あげても片便かただより若しや生別いきわかれにも成らんかと夫のみ心にかゝれりと袖に涙の玉霰たまあられ案事あんじくらすぞ道理だうりなり偖妹のお富は名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)