“熊谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くまがい58.1%
くまがや34.9%
くまがへ2.3%
くまがいの2.3%
くまがえ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熊谷くまがいは坊主になっても軍馬の物音を聞いて木魚を叩きったというが、独逸仕込みは退役になっても独逸仕込みだ。何彼なにかにつけて英国が憎い。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
清三は夕暮れ近くまで、母親の裁縫しごとするかたわらの暗い窓の下で、熊谷くまがやにいる同窓の友に手紙を書いたり、新聞を読んだりしていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
八〇白江しらえ熊谷くまがへの両士、きみ八一大御酒おほみきすすめたてまつるとて八二まめやかなるに、臣も八三あざら(け)き物一しゆ調てうじまゐらせんため、御従みともおくれたてまつりぬとまうす。
同じく新六定景——といったような侍たちの中には、俣野またのの五郎景久とか、熊谷くまがいの二郎直実なおざねなどという豪の者も、羽搏はばたく前のわしのように、じっとたたずんで、谷ひとつ彼方むこうの敵を見つめていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白江しらえ熊谷くまがえの両名が、殿下に御酒をさしあげるのだと申して、まめまめしくはたらいておりますので、拙者もなにか御酒の肴を