“俣野”の読み方と例文
読み方割合
またのの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駿河するがの目代橘遠茂だの、俣野またのの景久などの平家が、二十四日、追討に向ったが、途中、富士山麓で野営した晩にどうした事か、彼等の所持していた弓が百何十張りも
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じく新六定景——といったような侍たちの中には、俣野またのの五郎景久とか、熊谷くまがいの二郎直実なおざねなどという豪の者も、羽搏はばたく前のわしのように、じっとたたずんで、谷ひとつ彼方むこうの敵を見つめていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)