焼払やきはら)” の例文
いや、喜田川三郎に常識があるならば、自分の名誉を救うために、不貞の妻の日記と、奸夫千束守の手紙は、形も残さずに焼払やきはらうのが本当です。
又船から陸にむかっての砲撃もなか/\はげしく、海岸の建物は大抵焼払やきはらうて是れも容易ならぬ損害であったが、つまる所、勝負なしの戦争とうのは
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)