“為体”のいろいろな読み方と例文
旧字:爲體
読み方割合
ていたらく73.1%
えたい23.1%
えてい3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(待てよ、そうして、自分の為体ていたらくを見、ひいては、源氏のともがらが、どんな士風か、どんな者の寄合か、試みておられるのかもしれない)
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七輪や、なべ土瓶どびんのやうなものが、薄暗い部屋の一方にごちやごちや置いてあり、何か為体えたいの知れない悪臭で、鼻持ちがならなかつた。
チビの魂 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「去年の十二月、来たんですが、山中やまんなかから、はア出て来たもんだで、為体えていが分らないでえら困りやした」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)